キンモクセイ

  • Day:2011.10.06 01:59
  • Cat:日常
街中歩くとき、キンモクセイの香りに秋を感じる今日この頃。


キンモクセイの花の匂いを、「これはキンモクセイ」だと意識するようになったのは、十歳以降のことだったと思う。
それまでは、毎年秋に漂うこの花の香りについて、意識もしていなかった。


あるとき、「キンモクセイ」という植物の名前を知って、写真を見て、それが第一段階。
次に、キンモクセイは秋に、良い香りの花を咲かせ、それはシロップなどにしてお菓子にも使われる、という話を聞いた。

次の秋が来て、甘ったるい、香水みたいな独特の匂いに気づくに至る。
その匂いがするとき、周りを見回すとたいてい、キンモクセイが見えたため、「ああ、これがキンモクセイの匂いなんだろう、きっと」と意識の中で結びついた。
そのまま何年も経るうちに、「きっと」が抜けて、「これはキンモクセイの匂い」と意識の中でいつの間にか確定してしまっていた。


先日、ふと疑問を覚えた。
キンモクセイの花って高いところに咲いてることが多いし、今までわざわざ近くまで行って、直接嗅いでみたことなかったから、自分がキンモクセイの香りだと思っているものは、実は全然無関係の、たまたま同じ時期に咲く別の花の匂いかもしれない。

で、確かめてみると、結果的には、今回は間違っていなかった。



こういうことは、普段意識できていないだけで、他にもたくさんあるのかもしれない。
ときたま、見つめ直すことは大事かもしれない。

たくさん知ってると、思うことはいい。
ただ、知ってることと知ってることの間に必ずある「知らないこと」を、「知ってる」と思い込まないように。
知ってる気になったとしても、それはあくまでも想像、予想、あるいは願望だから。

「知ってるつもりで実は知らないことがたくさんある」ということを大切に、頭の片隅、いつでも引き出せるあたりの場所に保管しておかなくてはならない。

ときたま、立ち止まって、当たり前のように凝り固まってしまっている自分の常識を、問い直してみよう。
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