イメージビデオ

先日、アイドルのイメージビデオを買ったのである。

ミュージッククリップやライブDVD、写真集あたりは勉強のために結構見ていたけれど、今回とうとうアイドルビデオに至ったわけだ。
ちなみに、初ブルーレイでもある。(ブルーレイを再生するのにそれ用のソフトがいるなんて知らなかった...情報弱者さんです)


アイドルのイメージビデオについては、美希のプロデュースを考える上で、本当はもうずっと前から見て研究しとかなくちゃいけなかったカテゴリー。正直、遅すぎるくらいである。
そもそも、かつてのwhoPの作風をかえりみると、PVなどと銘打っている動画でもその実はイメージビデオ的なものが大半を占めていたように思う。

分かっていながら後回しにしてきていたのは、ライブでもない、イベントでもない、ただ一人のアイドルの映像を30分なり一時間なり、見続けることができるのか(つまり面白いのか)という漠然とした疑問があったから。というのがひとつ。

あと、どうも自分は「アイドル」には清純さ(笑?)を求める傾向にあるようなので(たぶん、アイドル=憧れのすてきな人、という偶像を押しつけて見てしまっているんだろう)、水着撮影でのあまり過激な露出や大胆なポーズが苦手な(というかもったいなく感じる)せいもあるかもしれない。


年末休暇をとれたこともあって、amazonのレビューを参考にしつつ、とりあえず一本、購入してみたのが三日ほど前。
ブルーレイの設定をして、HDで視聴したのだが、とても勉強になった。
かなり満足。


映画やTVドラマ、ライブ、PV、あるいはAVなどとも違う、独特のカメラワークが面白い。
たぶん、「相手役がいない」ことと、「水着という、露出を保ちつつ、自由なポーズのとりやすい(動きやすさ)衣装を着ていること」、そして「主に野外(しかも南の島)という開放的でエネルギッシュな空間での撮影」が、その独特さの原因かもしれない。

視線の揺れ具合とか、あとはそのビデオがイメージするシチュエーションに合わせた視点の合わせ方、適度な距離感、絶妙なラインで下品にならず可愛く、明るいイメージ。
演技と素の混ざり具合(この辺は個人差もあるのだろうが)。

映像の見せ方、演出の意図はおそらく、初々しい恋人同士のデート、彼氏目線みたいなイメージ。
見ているファンへの、上半身のドキドキと下半身のムラムラの、絶妙なミックス感、もどかしさを狙っているのだろう。
このあたりは、カメラマンとアイドルの力が合わさって表現されている。


不必要なくらいに胸の揺れるシチュエーションを作り、跳ね踊る胸を、笑ってしまうくらいひたすらアップ(&スロー)で映してたりもするけど、延々とそれを見てるといやらしさより楽しさを感じ、自然に、綺麗だなぁと思え、可愛くも見えてくる。

肌や体のラインの綺麗さに目が釘付けになる。
映されてる女の子が満面の笑顔だから、なおさらに。
ファンならずとも、その微笑みと美しく可愛い水着姿にドキリとする、というところだろう。


筆者の場合はどうしても、美希ならどう見せる、どう映す、美希にこんなしぐさされたら天国行ける、なんて視点をぬぐい去れず、常時美希に重ねてイメージしてしまい、そのアイドルについて正しい見方をできていないのだが(ノートに気付いたことを書き込みながらだし)、そこは仕方がないとあきらめた。

これについても無い物ねだりせず、自分の「プロデュース」に活かすことだけ考えよう。



水着でのグラビア撮影。
写真集やビデオ。
それが、誰に、何を目的としている人を対象にして作られている商品なのか。

を、あれこれ考えていたのだけれど、要するに、良いも悪いもないのだ。

物の見方は、人それぞれ違うもの。
それどころか、同じ人でもその時々で、全然違う感想を持つこともある。

映像制作者の意図は視聴者に多分に影響を与えはするけれども、どう撮るかも、どう撮られるかも、どう見るか、何を受け取るか、何を感じ取るかも、最終的には個人の自由である。

それを「実用」だと言い切る人もいれば、「可愛い、綺麗だ」と憧れる人もいる。
というか、それらはそもそも両立、同居しうる感情である。
現実ではもっと細かく、定義することのできない想いが無数に散らばっている。

そこに本来、善も悪もない。
ただ、そうあるだけ。
そのきっかけをどう活かし、自分をどれだけしっかり持っているか。


少なくとも「P」を語っているうちは、自分にとって必要な最大限のものを、いつも、何からも吸収できるよう、心はフラットでいたいものだ。





今回抱いた重要な疑問。

体の綺麗さ、美しさを表現するならば、たとえば水着もなし、素裸の方がよいと単純に言えるのかどうかと言うこと。
ただ露出を大きくするためではなく、ファッション性の高い「水着」で装うことによって、美しい肢体がさらに引き立ち、見るものの想像力を駆り立てる節は確かにあるだろう。

ならば、あるいは、水着以上に、体の本来の美しさを引き立てる衣装も、存在し得るはずである。

露出はひとつの手段であり、裸体というのは確かに肉体美を最大に表現する原点ではあるかもしれないが、終着点ではないに違いない。
あるいは想像の余地を残してこその、絶世の美女ではないのか。




(ちなみに誰のビデオを買ったのかはちょっと照れくさいので、しばらくナイショにしとく)

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